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ブラックスミスの仕事

ここはあるコンビニの駐車場の、サインポールと呼ばれる看板塔です。トラックがぶつかって潰れてしまったようです。
高さは約12mもあるので簡単に取り替える訳にもいきません。

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事故った人は、当初は自分と取り引きのある修理屋さんを頼んで直そうとしたようです。
でも引き受けてもらえなかったようでした。こういう面倒な物件は普通はそういうものです。

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そこで、コンビニのオーナー様から、以前このポールを造った私に依頼を頂きました。

まず、つぶれた部分を切り取ります。つぶれた所の両側は逆に膨らんでいるので、それを内側に慎重に引っ張って真直ぐにします。ここがいちばん難しいところです。

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同じ形に切りとった新しいパイプをはめ込んで、仮組立てをします。
パイプの直径は318.5mm、厚さ9mm。

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溶接して、表面を削って仕上げます。

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塗装は2段階ですが、これは最終仕上げ。完了です。

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コメント

きれいな仕上がりですねえ。いい腕だ。

有り難うございます。
予想通り、丸1日(8時間)かかりました。

車の板金塗装と同じようなものでしょうか?
でもこちらのほうが金属も厚いし、高さもあるので大変に思います。
こんなに跡形もなくなおるなんて、施工者の性格も関わってくるのかななんて感じました。
私だったら・・・と言いたいところですが、私の雑でいい加減な性格は知れ渡っているので、誰も私には頼まないと思います。
Lucianさんはピッタシの適職ですね。

おもしろい!8時間、横で見ていたかったです。これだけ厚い鉄板を均一な曲率で曲げるのはどうするんでしょう。そんなことも知ってみたいです。職人仕事はほんとに興味が尽きません。で、出っ張った部分は内側に引っ張るわけですか?外から押し込むわけではなく。

esikoさん
車の板金をもっと重く厚くしたようなものです。
この手の仕事は、100%完璧にやるか、断るかのどちらかしかありません。
中途半端な仕上げにしたら、お客様に迷惑をかけて自分の評価を下げるだけです。
幸い何度か経験があったので引き受けました。

nuts-coさん
曲率については既製品のパイプを使うので曲げることはありません。
歪んで膨らんだ部分を内側に引っ張るのは、ターンバックルという、鉄骨の筋交いなどに使うボルト金具を利用します。
外から押すには、大きなロボットアームでもないと無理です。大きなハンマーで叩いてもダメです。

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