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野外オブジェ ♯1

 
津波で打ち上げられた中型イカ釣り漁船を最初に見た時は大きな衝撃を受けました。
震源地から最も遠い青森県の被災地でさえ、これだけの津波の破壊力です。
でも仕事で毎日のようにここを通るようになって眺めていると、持ち主の方には申し訳ないのですが、津波被害という社会的現実としての印象が薄れてきて、野外美術館のシュールなオブジェにさえ見えてくるような気がしてきました。
最近は家族でやってきて記念写真を撮る人たちまで現れました。

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300トンを超えるこの船体は、クレーンによる移動は地面のコンクリートを破壊しかねないので出来ないとのことでした。
まだあと15年は使えるそうですが、やむを得ずこの場で解体することになり準備が始まっています。
この船は岸壁近くの公道の中央近くにまで流されていました。
近くには他に3隻の僚船が打ち上げられています。

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自然災害」カテゴリの記事

コメント

一瞬、巨大なイカが打ち上げられているみたいに見えました。
300トンといったら、回りを強化工事したあとで500トン吊能力のやつを使えばいいんだろうけど、その工事やってる暇があったら解体したほうが早いんでしょうね。
いままで見たうちの最大のやつは200t吊能力のトラックタイプとクローラータイプだけど、あれじゃあ歯がたたないんですね。まったく波の力ってとんでもないですねえ。

こんばんは。 復旧の状態は如何でしょうか。 徐々に進んでいるとは思いますが、みなさんのお気持ちが心配です。
ことの経緯を無視すれば、現地を見ていない私にとっては、仰る通りオブジェクトです。
これが錆びてくれば、もっと「お気に入り」になるでしょう。 水に浮かせるものですから、水に運ばれても不思議はないのですが、現実生活の枠を超えたものなので、モニュメントとして残したいくらいに感じられます。 申し訳ありません。

Cakeaterさん

米軍のサルベージ船の寄港に期待していたそうですが、実現しなかったそうです。
クレーン付き台船なら800トン吊りのがあるそうですが、なかなか順番が回ってこないのでしょう。
やはり解体するのが早くて安上がりなようです。

iwamotoさん

こんばんは。私の町と隣町までは人的被害が少なかったので、単純に物的損失の点に集中しやすいという意味での恩恵を感じています。
壊れたものは元通りに復旧するか、駄目なら撤去するかのどちらかです。
企業などで資金があるところは復旧工事が早く進んでいますが、個人の住宅などは簡単にはいかないようです。
人の命が犠牲になっていないので、オブジェとして観る気持ちの余裕があるのかもしれません。

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