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野外オブジェ #5

 
このシリーズはこれで最後になります。
建物や船舶の津波被災は多く見てきましたが、個人的に最も衝撃的だったのが線路の変形でした。
先ずこちらはJR八戸線。踏切から右側までは正常ですが、左から先がブラックホールに呑み込まれたかのように捻じ曲げられ、すぼめられていました。

 

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その先は数十メートル先に、模型電車のパーツのように置かれていました。

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そしてこちらが三陸鉄道・北リアス線です。
土手から引きずり下ろされて砂に埋まっているだけならそれほど驚きません。

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それが段々起き上がってきて、 メビウスの輪のように捻れ始めます。
反対側から見ると枕木の裏側が見え、ついに裏返しになってしまいました。

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末端になると、やはりドッキングです。

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線路を守るように植えられていた防潮林は、殆どがなぎ倒されています。
防潮堤は決壊し、消波ブロックが積み木のように散らばっていました。
津波に対して、これらはある程度のクッション効果はあったと考えられますが、想定外の大きさだったために機能を果たせなかったのでした。

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自然災害」カテゴリの記事

コメント

地面が1メートルも沈み込んでしまうほどの力でしたから、地上の構築物なんてひとたまりもないんでしょうね?
それにしても、線路がこれ程グンニャリと曲がってしまうなんて・・・・・!!
仙石線も松島あたりまではどうにか掲示用を保っているもののその先は跡形もなく・・・・
常磐線も駅ごとながされた地域もあって、その先は、原発で通過出来そうもなく・・・・
一体どうなってしまうんですかねぇー・・・??

モノゴトの根本が揺すぶられる、というのが地震なら、今回はそれに加えて、巨大な水で押し流されるということの具象ですね。
力は相対的なもので、線路といえども、限界以上の力には負ける。 これらを修復することって出来るのでしょうか。
しかも、ここよりも激しい被害のところがある。 地上に作るものの基本は地面であるし、その基礎を打つ地下でもありますが、
それらの安定なしには、現実世界の建造物は存在出来ませんよね。
防潮林と消波ブロックを似た場所から何枚も撮って掲載してありますが、なにか特別な思い入れがあったのでしょうか。

るーちゃんさん
鉄道は基本的に復旧する方向で決まっていますが、街の復興計画とのすり合わせがないと着工できないようです。
例えば街が高台に移転したのに、駅だけ元の場所にあっても不便になります。
また、鉄道会社側の思惑としては、再び津波を被るような所には線路を通したくないということもあります。
この際、赤字路線は廃線にしてバスで代行した方がいいのではないかというのが個人的意見です。

iwamotoさん
構造物が津波で受ける力は表面積に比例するので、一般的な物の被害状況は直感的に理解できます。
レールは細いので一見波の力を受けにくいようなイメージがありますが、長さがあるので同じだったということになります。
防潮堤の後ろに防潮林があって、次に線路、国道、住宅地と続いています。
民家はここから目と鼻の先にあって、しかも海抜高度が同じだったので何キロも奥まで流されました。
防潮林は2キロくらい続いていて、その中を歩きながら撮ったので同じような写真になってしまいました。
瓦礫を撤去したとはいえ、更地になってしまった住宅地は写す気になれなかったのです。

わお。
毎日線路で仕事してるもんで、こうなっちゃうのかあと、写真見てるだけで呆然。
現在、酷暑期前の軌道屋さんたちの線路交換工事の突貫工事(酷暑連日35度越える・・・になると、線路が延びちゃってまともな工事にならないのでできないのです)のせいで、工事用列車接近警報機システムが断線中で使用不能で、線路常設の接近警報機のみで見張りしておりますが、もう経験一番の世界。それに、やはり線路横の土堀も酷諸のときは、線路の伸びと複合して何が起きるかわからないので、やはりほれなくなるので、目下連日掘って掘って掘りまくり。(酷暑のときは塗装とか鋼板巻きとかそういう工事をやる工程。)こまかい土埃が汗でついて、タオルが真っ黒というかまっ茶。でもひとたび津波がきたら、ああなっちゃうんですねえ。
こんなに曲がっちゃ、溶かして再生品にするんでしょうね。きっと。

Cakeaterさん
レールが曲がっているだけでも非日常的なのに、枕木ごと裏返しになっているのは絶句でした。
猫のジョバンニに訊いたら、銀河鉄道の「石炭袋」付近はブラックホールなのでこうなっているとか(笑)。
復旧は5年とか10年先くらいになりそうなので、気長に見守りたいと思っています。
いや、路線の変更とか廃線も視野に入れるとまったく予想が出来ませんね。
こちらは涼しいので冬以外の工事環境は快適ですよ。

「メビウスの輪のように」・・・。呆然としてしまいます。今回の震災で、線路のひしゃげた写真などは何度も見たはずなのに、なぎ倒された木々と線路を見るにつけ、言葉もありません。

この捻れ具合。。。たまんないなあ。(不謹慎だけど)見てるうちにこちらの体も傾き出して、ひっくり返りそう。

昨日から、酷暑熱中症防止休憩回しのための交代要員を東鉄・鉄建JVが認めて増員。さっそく交代要員。大崎周辺の急坂だらけの横須賀線周りをママチャリで走り回る羽目になりました。炎暑の坂道を自転車で走るほうが、よほど熱中症の危険をますんじゃないかと思うくらい。。。飲んだ水は4リットル。
この曲がったというより、破壊された線路の復旧工事なんか夏場はいくら東北も北のほうだからといっても、やらないほうが無難ですね。怪我人増やすだけです。

sustenaさん
個人的に今の仕事の多くが復旧にかかわることなので、目の前の現実から目をそらすことは出来なくなりました。
ありのままに受け入れて一緒に乗り越えて行きたいと思っています。
これらの光景をプラスイメージに転換できるようになる事がポイントですね。

Cakeaterさん
こちらは暑さ慣れしてないから突然気温が上がると皆ダウンしてしまそうです。
こまめに水分と塩分の補給をしていれば熱中症の危険はないと思いますが、個人差があるから危ないのかな。
この線路の復旧工事はまだまだないと思いますが、曲がったレールの撤去回収はやるかもしれません。

業務連絡です。
わたくしのブログにコメント頂くときの、そちらさまのURLに間違いがあり、ここへ飛んで来れません。
具体的に申しますと「n」が多いのですが、発見及び訂正をお願いいたします。

iwamotoさん
まれにそうなることがありますが、自動的にnが付けられるようで、こちらの入力ミスではありません。
ブログを管理するプロバイダー側のプログラムミスによる不具合かもしれません。
気づいたときは直していますが、ひとりでに元に戻っていることもあります。
今確認したら現時点では問題ありませんでした。
他にも時々コメントの送信に失敗される方がいるようですが、同じ原因と思われるのでどうぞお確かめ下さい。

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