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猫はなぜ神様として崇拝されたのか?

 
ペットとしての猫は、犬に比べると半分以下の少数派にもかかわらず、歴史の中では神格性を与えられて崇拝されている。その典型は古代エジプトだが、日本でも猫を祀った神社などが多数あり、猫の持つ神性と神秘性はベールに包まれている。
人間との付き合いでは、農耕時代からの猫よりも、石器時代からの犬の方が長く人への忠誠心も高いが、犬が神格化されたことはなかった。
この理由は、大昔に意図的に人々の無意識層に刻印した象徴的メッセージの可能性があるのではないかと個人的に考えている。
 

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猫の起源は古代エジプト時代まで遡る。
古代エジプト人の祖先の一部がエチオピア・スーダン方面から移住して来たのは、紀元前3万年頃からと考えられている。そして、紀元前1万2千年頃から定住が始まり、 紀元前1万年頃に牧畜、紀元前9千年頃に農耕が始まったとされている。
 
実は、この牧畜が始まる時期は少数のアトランティス人がエジプトに上陸した時期と一致する。
そして古代エジプト人とは、アトランティス人とエジプトに定住していた原住民との混血なのであり、したがって、古代エジプト人の起源はこの時期に当たる紀元前9千年ということになる。
 
農耕が盛んになるにつれて、穀物貯蔵庫のネズミ対策のために次第に猫が重宝がられるようになってきた。
ネコを家畜化する一方で、古代エジプト人は猫を神として崇拝するようになった。
しかし崇拝の対象としては、猫の前はずっとライオンだった。この理由がこの記事のメインテーマであり後述する。
 
猫の瞳の鋭敏な変化は、太陽の回転に従うものであり、闇の中で物を見ることができるのは、夜、太陽がネコの目を通して下界を見るためだと考えられた。
こうした人々の信仰は、女神バステトを生んだ。
こうした背景の中で、第18王朝のときにライオンから猫に崇拝の対象が変わった。

猫とライオンは同じ猫族でシンボルとしては無意識的には同一なので、より親しみやすい猫に替えた方が永続的で確実だと神官たちが判断したのだろう。
 
 

ところで、地球の歳差運動の周期を知っているだろうか。地球は自転しながら太陽の周りを公転している。
だが地球にはそれ以外の動きがあり、その一つが歳差運動で、太陽と月の引力などの影響で起こる独特の回転現象である。
 
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北極と南極を結ぶ線を地球の軸とすると、この軸の両端が旋回運動をしている。コマが止まりかけるときに、軸の上部が旋回する動きとよく似ており、回転方向は自転方向とは逆だ。
この歳差運動のため、地上から見ると星空が定期的に回転しているように見える。だが、その動きは長い間観察しないとわからない。
なぜなら旋回を1回終えるのに25920年もかかるからである。したがって軸の北極側や南極側を延長した先端は、25920年かけて円を描くので、北極星も時代によって変化している。

さて、黄道とは太陽の通る道のことを言うが、この黄道の背後には星が輝いている。もちろん昼間は星が見えないが、夜明け前ならよく見える。春分の日の夜明けには太陽が真東から昇る。
太古の昔から、その時水平線や地平線上を太陽が通りぬける星座は特に注目されてきた。その星座は12あるが、これらは黄道十二宮と呼ばれている。360度÷12宮=30度で、1つの星座の割当てられた角度は30度になる。
 
360度を25920年かかって回るので、30度を通過するのに2160年要することになる。
キリストが生まれた頃から西暦2000年までは、春分の日の夜明けの地平線上の星座は魚座だった。
2000年以後の現在では、すでに水瓶座の時代が始まっていることになる。
みずがめ座のシンボルイメージは、英知の水が入った瓶を美少年が抱えている姿であろうか。
21世紀に爆発的に進化したITがそれを象徴しているといえよう。
 
今世紀の始めから1万2千年前に遡ると、獅子座の時代の始まりに当たる。
つまり紀元前1万年になるのだが、これは前述したようにアトランティス人がエジプトに上陸した時期になる。
キザの大ピラミッドの脇にあるスフィンクスは,真東をむいて地平線を見つめるポーズをとっている。
これは一年の始まりの春分の日の日の出の位置にある星座を見つめているということなのだ。
そしてライオンの姿なのは、獅子座の時代の始まりにここに新し文明が起こったことを記憶に残し、後世に伝えるための記念碑だったということなのである。
 
ライオン(獅子座)の時代に今日の文明の曙が始まったというメッセージは、猫の神性の中に封印されて現代まで受け継がれているのかもしれない。
 
 
 
 

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コメント

なかなか意味深い内容ですね。
猫が長い間人間とかかわって来ているんだなどわかりました。
日本でも、ねずみを捕って人間を守る部分が神に近いのかもしれませんし、
犬はグループで生きる種族で忠実な分、人間より下になってしまうので、
神にはなりにくいのかもしれませんね?

今が水瓶座の時代なら、猫は水が苦手なので、
変な英知が水をかけてしまってるのかもしれません(^^;…

ねねここさん
このテーマは15年前から考え続けてきました。
学術的な根拠を全部揃えることはできませんが、個人的な直感としては正しいのではないかと感じています。
そうだとすると、今の文明が続く限り、猫は神様でいられるかもしれません。

酪農家の牛舎に行くと、今でも猫はネズミを捕る役目を与えられています。
そしてその能力で評価されていました。
昭和の時代がまだ残っていました。

もうじき、テンペル・タットル彗星のダストトレイルに地球が突入しますね。
最高の対地速度を持つチリと衝突します。 確か、秒速71キロメートルでしたか。

今年の出現はどうなのでしょう。 10年前は凄かったですよね。
さて、天気も気にしながら10日間の流星ショー「しし座流星群」。

iwamotoさん
しし座つながりでしたか。
今年は天候的には九州と北日本の日本海側以外は大丈夫そうですね。
問題は月が明るいことでしょうか。
10年前がピークだったこともあって今年はそれなりかもしれません。

犬が神になったら、湖で逆立ちしなきゃいけなくなる。LOLOLOL.
でもアヌビスってのは犬頭でなかったかなあ。
それはともかくバステトはビール好きなんですよね。飲んじゃあ寝てばかりの女神さま。
やはり地獄の使者よりは、いっしょにビールを飲める猫神さまのほうが、好きですねえ。

話題が高尚すぎてついてはいけませんが・・・・
ネコよりは、犬の方が好きな私は代々犬を飼っていました。
ネコは化けて出るから嫌いなんですよ!

Cakeaterさん
アヌビスは日本では時々死神と間違えられるようですが、「犬神家」のイメージが強すぎるんでしょうか。
殺戮と血を飲むのが好きなライオン頭のセクメト神をおとなしくさせるために、ビールを大量に飲ませたらバステト神になったわけで、ビール好きだけが後遺症的に残ったんですね。ビール党の神でもあるのかな。
これが18王朝の時にライオンから猫に崇拝の対象を代えさせた事実の神話化かもしれません。

るーちゃん
私も元々は犬好きだったのですよ。
でも子供の時、飼い犬が目の前で車にはねられて死んでからは、自分の中で犬との付き合いはもう終わったと思っています。
それに対して猫との付き合いはまだ発展途上なので、もっと探求したいのです。

こんばんは。
猫がこんなにも長い間、人間と深く関わってきていたことを初めて知りました。
私にはとっても難しいお話ですけど、でもとっても興味深く読ませていただきました。
もっといろいろとお勉強してみたいなって思えるお話です。
うちの娘は自分の机の上に、猫ちゃんの置き物をたくさん置いていますよ。
一匹ずつ名前も付いてるんですよ。

いちごさん、こんばんは。
難しく書いてすみませんでした。
簡単にいうと、アトランティスという超古代文明が火山の爆発で大陸ごと大西洋の底に沈んでしまいました。
一部の人々が脱出して難を逃れ、エジプトに上陸し、その事実と時期を後世に伝えようとライオンをシンボルにして崇拝させました。それを今日まで引き継いだのが猫でした。
ということなのです。ちなみに、神社の狛犬と沖縄のシーサーはスフィンクスがルーツで、ライオンを表すシンボルなのです。

猫が初めて家畜化されたのは古代エジプトだというのは知っていますが、
ここまで突っ込んで書いていただくとイイですね。
面白いです~。
猫はいわんや、古代エジプト話も私の大好きなカテゴリー。
おまけにアトランティスまでからめて下さいますか。
子どものころ「超大陸パンゲア」とか楽しく読んだのも思い出しました。
クスクス、こちらのサロンの記事を読むとちょっと自分が賢くなったような気がします。
忘れんウチに、獅子座話しは誰かに披露してやろうっと。
イイですかね?

paoままさん、こんにちは。
既に読んで頂いたのかと思って今までお知らせしませんでした。
最初はライオン崇拝だったわけです。その名残りは神社の狛犬や沖縄のシーサーとして日本にも残っています。
それをもっと親しみのある永続的なものにするために、おなじネコ科の猫に替えました。
神話的には、ライオンにビールを飲ませて猫にしたんですね。
真実か与太話か、ご判断はお任せします。
お披露目はご自由ですよ。

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