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春の開通をめざして

 JR八戸線は青森県八戸市から岩手県久慈市までの約65kmを結ぶ鉄道である。
北側は東北新幹線に接続し、南は三陸鉄道北リアス線に繋がる。
三陸鉄道と同じように海岸線に沿った路線なので、波打ち際に近くて標高が低い所は津波の直撃を受けた。
主な被害状況はレールの流出や破損と鉄橋の橋桁の崩落だった。
 
およそ延べ3kmの区間がそれに相当して被害を受けたが、沿線地域の市街地や集落の移転計画がないこと、津波に対する避難経路の整備について確認が取れたことなどを理由に、震災前の線路の位置で復旧工事に着手した。
全区間の5%程度の復旧なので順調に進んでおり、今年の3月17日が開通予定となっている。
 


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追記:
後日、鉄橋にレールが敷かれていたので報告。
鉄骨の橋桁にコンクリートのまくら木ではクッション性がなくなるので、木材を使っていた。
そして鉄橋が終わった後にも数本のまくら木が木になっている。固定金具は釘に似た簡単なものである。
これは、津波の衝撃を受けた時に簡単に切り離されて、損傷が部分的に留まるように配慮したものらしい。
つまりトカゲの尻尾のように切り離すわけである。
 
 

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コメント

こんばんは。
同じ場所に線路を作るのですね。 たぶん、そういうことになるだろうと思っていました。

レールの下にゴム板を敷いているのですか。 防振パッキング?
詳しくないので、写真では分かりませんが、締結装置はパンドロール?
鉄橋部分は、どのようにレールを取り付けるのか、色々興味深いです。
先日、山手線のレールの入れ替えをテレビで見ました。 1本が100mあるので大変そうです。
レールの溶接も見ましたよ。 仕上げの研磨も。

災害が発生しても、的確な避難指示で被害を最小にするようお願いしたいと思います。

iwamotoさん、こんにちは。
ゴム板パッキングは、木のまくら木だった時の弾力性を補う役目があるかもしれません。
パンドロールクリップは、ボルトのように締め忘れや締め付けトルクの確認が不要なので、大量に使う場合は便利です。
同じ場所に線路を復旧するのは、人的被害がなかったことや、5%程度に留まったこともあると思います。
対照的に、隣接する三陸鉄道は市街地の移転計画が決まらない段階に加えて、全区間の3分の2が被災してしまったので、路線も決まらず復旧のめども立っていないようです。

道路の復旧のスピードにくらべて、線路は本当にここまでこぎつけるだけでも、もろもろたいへんですね。どうぞまた多くの人が乗って、風景の広がりを楽しみつつ、震災を忘れないかけがえのない鉄道となりますように。

八戸線は思いのほか被害が小さかったのですね?
南北三陸線、仙石線、常磐線なんかは駅舎が流され、線路も流されてしまって
回復の見通しはついていないようです・・・
でも、こんなに海岸に近いところに再建しても大丈夫なのか心配になりますね?

sustenaさん
おそらく鉄道では被害が最も軽微だったのも幸いしたと思います。
傷が浅い所から元気になることで復興に貢献できればいいでね。
工事は早めに着手しないと、資材や人件費が高騰し始めています。
建築関係ではこのために延期やキャンセル、設計変更などが相次いでいます。
復興バブルの負の側面です。

るーちゃん
海岸に近くても5%の為に路線変更は難しいと思います。
運良く人的被害がなかったことから、避難の安全が確保できれば物的損失はやむを得ないという考えでしょうか。
この線路のすぐ近くの民家にはまた人が帰ってきて住んでいます。
市街地が移転する地域では、路線の移転も併せて検討する必要があるために、復旧の見通しが難しくなりますね。

こんにちは。
少しずつ復旧してきているんですね。
本当に大変な被害で・・・これだけの規模を元通りにするまでには相当の時間がかかると思います。
線路が海のすぐ近くなので・・・大丈夫かしら?ってとっても心配になってしまいますけど、
でも、また鉄道にたくさんの方が乗られて窓からの素敵な景色を眺めてもらえるようになるといいなと願っています。

こんばんは。
朝晩、NHKニュースは見てるのですが、この線路が復旧工事に着手したのは知りませんでした。
こうやって写真を見せていただくと、なんだかジンとして胸が熱くなってきます。
浄土ヶ浜や北山崎に行ったときに駅や線路は見てますので、その後が気になっていました。
北の方は比較的津波の被害が少なかったから工事が始まったのですよね。
海沿いの大船渡線や気仙沼線は、この先どうなるのでしょうね。

いちごさん、こんばんは。
たしかに海岸のすぐ近くでは危ないですよね。でもたった3kmのために路線変更は現実には難しいのです。
地震が起こったら列車を停止してすぐ高台へ避難するという前提で運行するので、人的被害のリスクは極めて小さいと思います。
復旧したら乗ってみてレポートしてみますね。

写真と解説を追加しました。

esikoさん、こんばんは。
ケガをしたとき、かすり傷や浅い傷から先に回復していきますよね。
それと同じで、周りから元気になって深手の所を助けるようにすべきです。
大きな被害を受けた海沿いの路線は、まず市街地や住宅地の移転先が決まってからの復旧になりますね。
街が出来てこその線路ですから。

写真と解説を追加しました。

少しづつ復興していくには鉄道は大切なのでいい風景ですね。
岩手の三陸はだいぶ前に行きましたが、海産物が美味しくて風景も綺麗でいい場所でした。
都会の人たちの様に文句を言いいながら逃げるだけでは前に進みませんが、
海から逃げずにコツコツ進むところに東北魂を感じます…

追記、有り難うございました。
鉄橋に並んだステーは枕木を取り付けるためだったのですね。 納得です。
津波が来れば、大きく影響を受ける鉄橋ですから、前後にいろいろな細工をして、
被害を少なくする工夫があるのが分かりました。
レールの接合部からもう一本が犬釘で、次からパンドロールですね。
細かい神経に感心しました。 逃げのための「遊び」を作ったということでしょうか。

ねねここさん
どうやら沿岸の鉄道は、北から南に向かって順次復旧していくようです。
とぎれとぎれには工事出来ないので、つながったものを延ばしていくような感じです。
観光にはあまり貢献できないかもしれませんが、車を利用できない人の足として役立ってきました。

iwamotoさん
現場に足を運ばないと決して分からないことでした。
帰って写真を見てから気づくこともあり、さらにご指摘で理解することもありで、勉強になりました。
よく工夫されているようで感心しています。

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