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2012年5月

ネコザクラ

 

ネコザクラという桜はハンドルネーム以外にはなく、造語である。
枝垂れ桜や八重桜のような遅咲きの桜に、ウコンザクラ(鬱金桜)がある。
ピンクの花びらに見慣れているため、緑色の花を咲かせる桜は数が少ないので結構引き立って見える。


このウコン桜を見て気づいたことは、ひょっとしたら猫にもこの桜だけは人間と同じ色に見えるのではないだろうか、ということだった。




 

 

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昔は、ネコには色の区別が全くつかないだろう、と考えられていた。しかし現在は、網膜上に錐体細胞が存在するので、全色盲ではないことがわかっている。

様々な色彩を感じるのは感光色素を含んだ錐状体(すいじょうたい)という視細胞である。錐状体は明るい場所での視力と色の区別を行う視細胞で、錐状体がたくさんある方が明るさには早く対応できる。錐状体を多く持っているのは明るいところで行動することが多い動物だ。

人間などはこの錐状体の視細胞をたくさん持っているので、幅広く色彩を感じることができるが、ネコの目にはこの錐状体という視細胞が少ししかなく、その大半は緑色を関知するものなので、緑色は識別できるようである。
青色を関知できる錐状体も少しあるようだが、赤外線のような長い波長光を関知できる錐状体はきわめて少ないので、赤色はわからないだろうといわれている。
ネコは紫外線、青、緑、おそらく黄色の識別はできるだろう。

ネコ族が(ライオンをのぞき)狩りに精を出す一番多い時間帯は夕暮れ~夜間~そして明け方である。ネコの一番の獲物であるネズミなどはほとんどがグレーや砂色の保護色。赤など目立つ色の獲物は少ないだろうし、薄暗い中で一番活動的になるネコにとって色彩はあまり重要ではないということなのだ。

それではピンクの花を咲かせる桜は、ネコにはどう見えるのか、シミュレーションしてみた。
まず、普通の写真。

 

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これを仮に全色盲と仮定してモノクロにしてみると、

 

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次に、レッドとマゼンタの彩度を下げて緑と青だけのカラーにしてみた。
これがネコが見るピンクの桜かもしれない。

実は、冒頭の4枚のウコン桜の写真も同様の処理をしてあるが、オリジナルとほとんど区別がつかないほど変化がなかった。
そういう意味でも、ウコン桜はネコザクラなのである。


 

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続・咲く桜と咲かない桜

 

 

先日紹介した、「石垣が崩れても踏ん張る桜」は今年はもう咲かないものと諦めかけていた。
根元の石垣が崩れたことで根の上の土も崩れ落ちてしまい、水や養分を十分に吸収できないと思われたためである。

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ところが、もう一度行ってみると、数えるほどだが小さな花が咲いているのを見つけた。
これは小さな奇跡のように感じた。
根が水分などをしっかり吸い上げられないために、セフティモードで再起動したかのような印象を受けた。



 

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隣の枯れた松の木は、対照的に見事な枯れっぷりで、
まるでフリーズドライのようで触ると崩れ落ちそうにさえ感じられた。



 

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ウミネコ

 
八戸市の蕪島はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている。
毎年5月頃になると3万羽から4万羽が本格的に営巣と抱卵を始める。
島の頂上には神社とウミネコ監視員の常駐所がある。

日本で繁殖するカモメ類は、ウミネコとオオセグロカモメの2種類で、オオセグロカモメは北海道だけで移動も北日本までが多い。
一方のウミネコは日本各地に繁殖地があり全国にまんべんなくいる。
その他のカモメは渡り鳥なので、ウミネコは日本を代表するカモメといえるだろう。

8月になると多くが親子で北に旅立つので、それまでに産卵、孵化、子育て、飛行訓練、餌探しの訓練をクリアしなればならない。



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ウミネコと他のカモメとの簡単な見分け方は、次の2点だけである。
① 足が黄色い。
② 黄色いクチバシの先に赤と黒の斑点がある。



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<5月13日 追記>
今日1週間ぶりに行ってみたところ、既に卵を温めている段階だった。
大きさは鶏卵よりひと回り小さめな感じ。

見物をしている方から、「どうやってオスとメスを見分けるのか?」という
ご質問を頂いた。
昆虫や鳥は紫外線領域まで見えるので、羽の色は可視光線では同じに見えても紫外線で見ると雌雄の違いがわかるようになっているらしい。

 

 

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咲く桜と咲かない桜

 


仙台市在住で全国の桜を撮り続けているという写真家・大沼秀樹氏の写真集、「それでも咲いていた千年桜」を見た。
去年の津波に耐えながらも瓦礫の中で花を咲かせた各地の桜を写したものである。
その中の1枚に、ここ洋野町の桜があり、「石垣が崩れても踏ん張る桜」と紹介されていた。
それが今年はどうなったのか気になったので行ってみた。


  
 

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5月3日、終日雨の日。
今年は咲いていなかった。また、蕾も見えず咲く様子も感じられない。
でも幹はまだ生きていて、枯れてはいないと思われた。
 
 

 

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すぐ隣の松の木は、松ぼっくりをぶら下げたまま、すっかり枯れてしまっていた。
 

 

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線路を挟んだ向こう側の太い桜は満開になっていた。
こちらは何の影響もなかったかのように咲いている。
右側に見える建物は無人駅の駅舎で、新たに建て替えたものである。

 

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隣町の久慈市に行ってみた。
港湾周辺の桜並木は咲いていない木が目立った。

 

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海水に浸かった時間の長さにも関係があるかもしれない。
ゆるい坂道の脇の並木には、分水嶺のように開花が分かれているところもあった。

 

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カモメ

 
 
 

日本で観察されるカモメ類は20種類で、そのうち2種類のみが国内で繁殖して年中いるが、残りは冬鳥としてやってくる渡り鳥である。

このユリカモメは、ロシアのカムチャッカ半島やサハリンからやって来るらしい。北海道にはいないので、本州の北から順に立ち寄るようだ。
カモメの中では中型から小型になるので、動きが素早く、このようにホバリングしてポーズを取ることもできる。



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こちらは「カモメ」という名前のカモメ。
普通は「○○カモメ」となるが、カモメの中のカモメらしく、サイズも姿形もスタンダードである。
ウミネコによく似ているが、写真判定により嘴の先に赤と黒の斑点がないので判別できた。
個人的には初めての観察例になった。
ウミネコについては次回に。

CANON EOS KISS X3  EF35mmF2


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