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咲く桜と咲かない桜

 


仙台市在住で全国の桜を撮り続けているという写真家・大沼秀樹氏の写真集、「それでも咲いていた千年桜」を見た。
去年の津波に耐えながらも瓦礫の中で花を咲かせた各地の桜を写したものである。
その中の1枚に、ここ洋野町の桜があり、「石垣が崩れても踏ん張る桜」と紹介されていた。
それが今年はどうなったのか気になったので行ってみた。


  
 

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5月3日、終日雨の日。
今年は咲いていなかった。また、蕾も見えず咲く様子も感じられない。
でも幹はまだ生きていて、枯れてはいないと思われた。
 
 

 

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すぐ隣の松の木は、松ぼっくりをぶら下げたまま、すっかり枯れてしまっていた。
 

 

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線路を挟んだ向こう側の太い桜は満開になっていた。
こちらは何の影響もなかったかのように咲いている。
右側に見える建物は無人駅の駅舎で、新たに建て替えたものである。

 

Dscn5230_r



隣町の久慈市に行ってみた。
港湾周辺の桜並木は咲いていない木が目立った。

 

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海水に浸かった時間の長さにも関係があるかもしれない。
ゆるい坂道の脇の並木には、分水嶺のように開花が分かれているところもあった。

 

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風景」カテゴリの記事

コメント

お早うございます。
あの高田の一本桜だけが採り上げられていますが・・・・・
あちこちで残りしモノ、滅び逝くモノとの境は海水だけで決まるのか?
未だ未だ日本の復興・回復にはほど遠いなと思えるところが至る所に・・・・

こんにちは。
復興が進んできているように思われますが
お写真拝見していたら、まだまだこれからなんだなって感じます。
桜の開花がこんなにもくっきりと分かれてるのは・・・すごく不思議です。
やっぱり海水を浴びたから?なのかしら・・・

るーちゃん、こんばんは。
冒頭の桜は去年は咲いて今年は咲かなかったので、1年後に影響が出たことがわかりました。
でも新しい芽が出ていたので来年の復活も期待できそうです。
それ以外は去年見ていないので不明ですが、同じ場所でも個体差があるのが印象的でした。

いちごさん、こんばんは。
これは初めての発見で、まだ結論を出せる段階でもないので、こういうこともあったというご報告になります。
体力が残っていて枯れていないのなら、来年以降に再起動する可能性もあるのでそれを楽しみに待つことにします。

私はあの写真を見て、自然というのは強いものだと思ったのですが、そんな単純ではありませんね・・・・。
コブシも咲いたり咲かなかったりしますが、やはり枝がダメになったようなところは咲かないようです。これらの桜がその後どうなるか気になります。

おはようございます。
3日前に陸前高田に行ったのですが、一本松はすっかり茶色になっていました。
もう枯れているのに、復興のシンボルとして立たされているようです。

一枚目と二枚目の桜が同じ木だなんて、悲しくてたまりません。
これで終わりじゃなく、来年か再来年には花が咲けばいいなと思っています。
来年も様子を教えて下さいね。
隣の松の木のことも宜しくお願いします。
自然災害で自然が破壊されてるなんて・・切ないです。

こんばんは。
いろいろと推測したくなるところを、よく我慢なさいましたね。
これは、来年の記事の予告編のようです。 というか、もっと永い時間を掛けて見てゆきたいですね。
境界線の木は、双方を詳細に見比べたいですね。 目ではご覧になりましたか。 花の数や大きさ、蕾の付き方。

自分の経験ですが、
強剪定を掛けて、翌年咲かない木があったように思います、でもその次の年には花をつけました。

はっきり言えば、いろいろなことが人間に分かっているわけではなく、小さな疑問にもみんなで目を向けていけば、
見えてくることがありますよね。

その写真家さんは、この事態をどのように考えていらっしゃるのでしょう。
定点観測の義務があるようにも感じられます。 これこそライフワークというものではないでしょうか。

sustenaさん
去年は8割まで開花の準備が出来ていた上での被災だったので、勢いで咲いたのかもしれません。
海水の影響はボディブローのように後になって効いてくるようです。
ざっと見た印象では、咲く咲かないは半々だったと思います。同じ場所で隣り合っていてもそうでした。

esikoさん、こんばんは。
松の木も同じ場所でも枯れたものと生きているものがあります。
生命力の個体差がはっきり表れたような感じです。
桜と比べると松は少し弱いように思えました。
桜は花が咲かないだけで、枯れたものはまだなかったのです。
葉が出ているので来年に期待しています。

iwamotoさん、こんばんは。
境界線は一つの例ですが、もっと海寄りの場所でも咲いているものもあったりするので、一律に断定できない難しさがあります。
観察を続けることで何かヒントが得られると思います。
野良猫は病気になったり怪我をしたりすると、誰にも見られない場所にじっとうずくまって回復するのを待つそうですが、
咲かなかった桜も回復までの調整期間を眠って過ごしているかのような印象でした。
不思議なのは中間の状態のものがないということです。

貴重な記録ですね。
ひょっとすると十年くらいかかるかもしれませんね。
それにしても気温の低さがはっきりと写っていますねえ。寒そうです。

Cakeaterさん
冒頭の「石垣桜」はこれからも観察を続けてみるつもりです。
生命力を感じるので、何か変化がありそうです。

咲くか咲かないか、それが決まる前の段階のスウィッチが入らなかったのでしょう。
その方が納得がいくような気がします。

iwamotoさん
混乱を避けるために、「石垣桜」にテーマを絞ってみようと思います。
続編で仮説を立てられるかもしれません。

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