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恐山

恐山は青森県下北半島の中央にある霊場である。開山は貞観4年(862年)。

恐山はもともと豊作・大漁、航行安全など現世利益を祈願する民間信仰の地であったが、18世紀以降、仏教経典に基づく地蔵信仰が習合し、徐々に死者と先祖を供養する信仰が加わった。
しかし江戸時代はまだ現世利益を祈願する地としての機能のほうが大きかった。(蝦夷地と交易する海商が恐山を信仰した。多くの寄進物が残されている。)死者の魂は山に登るという山中他界観はこの地域にも江戸時代からあったようだ。

現在のようなイメージが固着するのは太平洋戦争後のことである。戦争で家族を亡くした人々が登拝して死者を供養し、イタコの口寄せによって癒されたのである。その後テレビが普及して恐山とイタコの存在が映像によって知らされたことで参拝者が増加し、かのイメージが強固なものとなっていったのである。

百聞は一見にしかずということで、現地に行ってみると、賽の河原に無数に広がる積み石に圧倒されたのであった。
誤解を恐れずに一言でいえば、「積み石のテーマパーク」という印象だった。
天寿を全うすることなく、ひいては親より先に他界してしまった人の鎮魂とその家族の慰めのシンボルに見えた。




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風景」カテゴリの記事

コメント

貞観時代からの歴史があるのですか。
貞観といえば、こちらでは富士山大噴火など、火山爆発や津波なども聞きます。
清和天皇の時代でもありますね、子供の頃から母方が清和源氏の流れと聞かされているので、
貞観と清和天応だけは結びつきます。

恐山を見て、誰もが思うでしょうが、この植物を遠ざけるような土と石のイメージがありますね、
これは地質学的には、どのように説明されるものか、簡単な説明を頂けますか。

積み石の国なんですね、スタッキングストーンズ。

iwamotoさん、こんにちは。
ここ宇曽利湖(うぞりこ)は火山噴火でできたカルデラ湖です。
湖底や湖岸からは温泉とともに火山ガスが常時湧き出ています。
そのためにpH3.5の酸性になっていて植物の生育に適さないようです。
これがこの霊場の独特の雰囲気をつくっているのです。
霊場の中でも、ガスがあまり出ないエリアでは雑草が普通に生えています。

Lucianさん、こんばんは。
余りにも重たい内容でコメントをするには難しいです!
賽の河原(想像上の)に似た景色とその荒々しい雰囲気が死と結びついているんでしょうか?
わたしは、無宗教主義ですが・・・幼い頃に聞いた地獄のお話とか、宗教絵画などでこれらの風景は
刷り込まれているんでしょう・・・割と抵抗感が無くて納得する自分がいます・・・刷り込みは恐ろしいですね?
出来ることなら、重たくない記事にして頂きたいものと考えております!!

るーちゃん、こんばんは。
重たい内容でしたか? 軽いつもりで書いていました。
日本が今置かれている政治的経済的状況の現実と比べたら、極楽浄土のようなものです(笑)
それはさておき、賽の河原の積み石は、罪とその悔恨そして償いへの渇望を象徴しています。
それは経験的にも直感的にも真実であり、宗教性の枠組みを超越したシンボルなので、
理屈抜きで我々の感性に直接訴えてくるのです。
刷り込みは表面的なものに過ぎないと思います。

Lucianさん、説明有り難うございました。
その理由で植物がないのですね、虫なども少ないのでしょうか。
何らかの毒性が命を拒むのかと思いましたが、人はその場にいるわけで、そこには微妙バランスがあるのかと想像していました。
わたしもイタコの存在などと一緒のイメージがあるので、ここは安らぎの地だと思っていました。
楽しいところというのではありませんが、静かな安堵、浄化される場所、再出発の地、そんな場所だろうと。
心が解き放たれるということから、重力を感じない場所のようです。 少し気持ちが楽になりました。

Lucianさん、こんにちは。
恐山のイメージにぴったりの写真ばかりです。
この世のものとも思えない雰囲気が満ち満ちていて、まるでその場にいるような気になってきます。
雨降りのようですから、余計にその感じが増すのでしょうね。
私は二度流産してるので、水子供養のお地蔵さまには特にしっかりと手を合わせてきました。
30年以上も経っているので、悲しきかな普段の生活のなかでは、もう過去のことになりつつあります。
そんなときにこのお地蔵さまと出会うと、親としてなんと非情なことかと子供に申し訳のない気持ちでいっぱいになります。
昔は生活苦から間引きされた子供も多かったでしょうから、親はこういう場でわが子に許しを請うたのでしょうね。
賽の河原のような無彩色の世界に、風車の極彩色がまぶしいです。

iwamotoさん、こんばんは。
役者は何もない所で演ずるよりも舞台装置があった方がリアルに感じると思いますが、
それと同じように、広く大きな場所全体が象徴的な舞台になっていることで、
癒しや慰めを求めて訪ねた人々の感情に訴え、理性にも銘記する効果があるのでしょう。
自分の気持ちに折り合いをつけられればいいわけですから。

esikoさん、こんばんは。
ハイコントラスト白黒で砂のようにザラザラの粒子ノイズの写真にすると、さらにそのイメージが増幅されますが、
そうすると一面的なイメージの押し売りになってしまうと感じました。
水子供養については、胎児がいつどの時点で人格を持つのか、つまり魂を吹き込まれるのかという問題を理解しないと誤解を持ち続けることになると思います。
就職に例えると、母親の胎内にいる間は、特定の人格は「内定」していますがまだ「採用」されていない段階なのです。
胎児は生命力を持っていますが、母親の生命力の肉体的部分だけを借りている状態です。
産声をあげて自分で呼吸して初めて人になるのです。
ですから流産は不幸な事故ですが、供養すべき魂はまだ入っていなかったのです。
あまり悲しんだり、自責の念を持つこともないと思います。

恐山だと思ってみるからかもしれませんが、荒涼とした風景ですね・・・。いまだ行ったことがないのですが、一人だと逃げ帰ってきたくなるような・・・・。

恐山はその名前とやはりテレビで見るイメージが強い場所です。
ただ、火山があったりする山だと福島の磐梯山の火口も草木がなかったりしましたので、
そういうところに人が集まってる感じなんでしょうね。
今の日本は信仰心が弱いので自殺なども多いし、迷う人が多いでしょうから、
逆に貴重な場所なのかもしれません。
自然を神様だと思わないから、自然に怒られる感じもします…

おはようございます^^
恐山、、、Lucianさんが撮られた写真、、息を呑む光景が広がっていますね
最初に見た時、コメント残そうと思ったのですが
すこし緊張感を感じてしまって、書き込めませんでした、
冗談かと思われると、、思いますが、、、
亀さん、、、見た目よりも、、、かなりナイーブ(小心者?)なんです(滝汗)
でもでも
亡くなった人の魂は、お山に登ってくると、、、、いう話
わたしの父の、初めての秋彼岸のとき
栃木県岩舟の高勝寺に出向いたときに、
同じ内容を聞きました。
わたしが、聞いた限りですが、、、、岩舟の山には
「初彼岸」限定で、、、、
亡くなった人の魂が
帰ってくるとか、、、(真偽不明、、、)

高勝寺も
風車、、、
そして、、、お地蔵様に、野球帽とか、子供服
おなじ風景が広がってました。。。
あちらの世界でも、楽しく遊べるように
此岸に残った人間の願い、、、つよく感じます。

sustenaさん、こんばんは。
地獄をシミュレーションしたイメージになっているので、荒涼とした感じはそのままです。
雨が降ってどんよりしていたのでそのような印象が強くなりました。
逃げ帰るほどではないのですが、参拝目的でないと1人では寂しいところです。
境内に宿坊があって、宿泊しながら温泉に入ることもできます。
遠方から来られるならお勧めですが、僧侶といっしょに朝のお勤めをしなければならず、
精進料理を食べることになるようです。

ねねここさん、こんばんは。
硫黄の匂いのする火山ガスがいたるところで吹き出ていました。
噴火は1万年前だったそうですが、今は温泉とガスだけなので信仰の地として定着したようです。
実感としては、ここは参拝する所であって単なる観光地ではないと思いました。

亀三郎さん、こんばんは。
他界した人は山の上の遥か彼方に行ってしまうという信仰は「山上他界」で、日本に古くからあるものです。
その山を囲って結界を作り、遥か上方に行く前の段階の、御霊の祀り所(山中他界)にしたのが霊場です。
ここで浄化されて昇天するための修行の場ということですね。
亀さんは沢山の山に登られていますが、頂上に着くたびにお父さんに逢っているのかもしれません。

こんにちは。
恐山の事は、テレビで見たり聞いたりするくらいの知識しかないんですけど・・・
行ってみたい場所の一つでもあります。
死者と逢える・・・そんな感じで思われている方が多いのかなぁ~!
ここのお写真見ていたら気が静まるような・・・そんな感じにもなります。
静かで空気も冷たくて神聖な雰囲気ですね。

いちごさん、こんばんは。
ここには大勢の人々の祈りの気持ちが溢れているのを感じました。
訪れた人のこころの持ちようで、様々な印象を持つことになるようです。
もしかしたら、「千の風」になる前の通過点なのかもしれません。
写真はそんなイメージで撮りました。

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