波の花
波の花とは、強風や波が原因で、海中に浮遊する植物性プランクトンの粘液が石鹸状の白い泡を形成してできたもの。
最初は白くて綺麗だが、時間が経つにつれ、細かい粒などが混ざって黄色になっていく。
冬の日本海では恒例だそうだが、太平洋側では春にも発生することがある。
これは5月中旬に見た様子である。


触ってみると、泡の状態は石鹸と似ているが、水に簡単には溶けにくい印象だった。
手に取ってみると、かすかだが生臭い匂いがする。




岩場で波にぶつかると、攪拌されて乳白色に濁ることがある。
さらに波が強くなると牛乳のように見えることもある。


外国では、綿のように軽くなって宙に舞ったり、人や車が埋もれてしまうほどの量になることもあるらしい。
このビデオはオーストラリアの映像。
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あらま~これは瀬戸内海では見た事が無い光景ですね。
季節モノですか?
プランクトンで出来ているのなら栄養満点でしょうか。
これがあるって事は海が豊かという事で良いのでしょうか?
動画を再生していたら、画面に「炭酸洗顔」のCMが表示されました。
馬鹿ウケしてしまった。
ところでLucianさんは徳永英明を歌うのですか?
徳永英明が出るとは嬉しいですねぇ。
レイニーブルーでお願いします。
投稿: paoまま | 2013年7月11日 (木) 21時06分
paoままさん、こんばんは。
日本では寒くて波が激しい海でないと発生しないのかもしれませんね。
日本海と北海道では冬の風物詩だそうです。
ここ太平洋岸では春だけ見てるような気がします。
プランクトンといっても死骸なので、美味いとかキレイなイメージはないです。
ビジュアル的には悪くないんですけどね。
徳永英明は歌うより聴く方にハマっています。
カバーシリーズもいいと思います。
投稿: Lucian | 2013年7月11日 (木) 21時43分
こんにちは。
ものすごい現象が起きるんですね!!
1枚目だけ見ると、流氷かな?って感じですが泡なんですね!
実際に見てみたいです。
泡がとってもしっかりした泡に見えますね。
それにしても不思議な事が起こるんですね!
投稿: いちご | 2013年7月12日 (金) 11時39分
いちごさん、こんばんは。
やはり西日本の方はあまりご存知ないのですね。
最初見た時は、スポンジのようにも見えました。
手に取るとだんだん消えてなくなるのは石鹸の泡と同じですが、
もっと長持ちする感じです。
卵の白身で作る泡に近いかもしれません。
不思議といえば不思議ですね。
投稿: Lucian | 2013年7月12日 (金) 21時47分
生臭いのですか(笑) こりゃ困りましたね。
見たことはないです。 小学生の頃、関門海峡で遊んでいたら、手が真っ黒になったので、海水で洗うともっともっと黒くなって。
今考えれば海面に浮かんだ油だったのでしょうね。
先日、銀座で、泡が街に溢れ出したことがありました。 どこかのビルで40リットルの洗剤を捨てたらしいのですが。
良い匂いだったそうです。 でも不思議なことです。 下水に流れたであろうものが・・・。
投稿: iwamoto | 2013年7月12日 (金) 22時14分
iwamotoさん、こんばんは。
プランクトンの内蔵(粘液)が波で岩などにたたきつけられて出来た泡なので、
タンパク質が成分でしょうか。
時間が経つにつれて匂いもしてくるのは生ものだからですね。
そしてバブルなのではじけて消えてしまいます。
これでヒゲを剃ってみた人がいたようですが、滑りがないので痛かったそうです。
投稿: Lucian | 2013年7月12日 (金) 22時52分
久しぶりに訪問しました。
宮城県に「浪の華」と言う日本酒の名前を見たことがありますので・・・・
宮城でも浪の花が出現したであろうことは想像できますね?
定かな記憶はないのですが自分でも見たことがあるような記憶があります!
投稿: るーちゃん | 2013年7月13日 (土) 14時44分
るーちゃん、こんばんは。
「波の花」という名前の酒は、今では能登半島の石川県で造っているようですね。
http://www.hyakuyoko.com/shopdetail/023028000012/
日本海の冬の風物詩の代表格です。
幕末~大正初期の塩釜甚句歌詞に、
はるか向うに 飛び交う千鳥 波の花散る 金華山
とあるので、宮城県でも発生すると思いますが、白波の別称として謳っている可能性もあります。
沿岸に住んでいても、毎日海を見ていないと気づかないことがあります。
投稿: Lucian | 2013年7月13日 (土) 21時07分
こんにちは
ご存知かと思いますが、、、わたし、千葉の館山生まれ
海は、小さい頃、、、いつも見てたのですが
波の花、、、
こうゆうのは記憶がないんです。
館山は、湾だから、、、発生条件が整わないとか
そうゆう理由があるんですかね、
それとも、、私が知らないだけ??
いや、、、、ちがいますね、、、私が見てなくても
これだけのものが発生してれば
大人達の話に出て来るでしょうから、、、、(推測)
あ、、、まったく話はそれますが、、、
海を見てたら
新鮮なワカメが食べたくなりました!
リケンのワカメちゃんとかじゃなくて、、、
さっき
海でとったどぉ~~~~みたいなやつが食べたいです
肉厚でかみ応えがあるのがいいっす!(笑)
投稿: 亀三郎 | 2013年7月15日 (月) 16時26分
亀三郎さん、こんばんは。
波の花は千葉県でも確認されています。
http://blogs.yahoo.co.jp/takitaro_shop/53320291.html
いつも見ている人たちは珍しいと思わないので話題にしないのかもしれません。
また、海の近くに住んでいても、海岸に行かないと気づかないのです。
漁業関係者以外は偶然の幸運で遭遇することになりますね。
ワカメは漁協や水産加工会社で、大量に処理するのですが、
風呂桶のような巨大なタンクでボイルしたあと、塩をまぶしてパックします。
密漁の疑いをかけられるので、個人で海から採ってくる機会はなくなりました。
投稿: Lucian | 2013年7月15日 (月) 20時09分
えーっ、私は波の花ってのは、雪の結晶みたいに波のしずくが飛び散って、きれいなカタチになっているようなのを連想してました・・・・・。
投稿: sustena | 2013年7月18日 (木) 21時20分
sustenaさん、こんばんは。
名前の字面からは個体のようなものを想像しますね。
水分は石鹸の泡と同じくらいです。
はじけたり乾くと残るのはシミだけです。
風景として観るには美しいかもしれません。
年に何度か発生するようですが、偶然海に行った時に遭遇しないと気づかないままです。
投稿: Lucian | 2013年7月18日 (木) 22時36分
Lucianさん、こんばんは。
私は、見たことがあるような無いような・・・はっきりしません。
黄色いのを見たのは映画だったのか気仙沼だったのか・・・考えてもわかりません。
本当に石鹸の泡のようになるんですね。
うんと考えてみたのですが、こんなに大きいのじゃいのが、波の上のあちこちに
フワフワと浮いているのを気仙沼で見たような気になってきました。
冬になったら見てみようと今の時点で思っても忘れてしまうんですよね。
投稿: esiko | 2013年7月21日 (日) 20時17分
esikoさん、こんばんは。
私も海の近くにいてさえ、年に1回か2回、偶然見る程度です。
リアルタイムで情報を伝えてくれる知人でもいないと、
狙って行って見られるほど頻繁には発生しないようです。
気仙沼に行かれた時は、念のため確認してみて下さい。
バブルははじける前がチャンスです(笑)
投稿: Lucian | 2013年7月21日 (日) 21時46分
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま~す。よろしくお願いします
投稿: レイバン サングラス | 2013年7月28日 (日) 16時44分