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海底からの帰還

 

漁船のアンカー(碇)に引っかかって引き上げられた、自転車の残骸が岸壁に置かれていた。
2年半前の津波で沖合に流された物とみられる。
前輪部分はなくなり、後輪のスポークも消えていた。
陸の上に放置しても錆びて朽ちていくが、経過はもっと自然でゆっくりと進行する。
それは水との接触が少ないからである。
水中では鉄のイオン化が速く進むので酸化が促進する。
さらに海水の塩分は、塩素化合物イオンが錆の進行を加速させることになる。
地上の何倍もの速さで朽ちていくようだ。
 

A_r

 

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災害」カテゴリの記事

コメント

島に暮らす知人が、塩害の恐ろしさを説明していましたが、
もちろん海水に漬け込まれる比ではないでしょう。
この状態は錆だけが原因ではないでしょうが、その他の色々なものが、
未だ海中に潜んでいることを思い出させます。

iwamotoさん、こんばんは。
海岸の鉄サビは長年見慣れていますが、
これは特にインパクトがありました。
日常的でない錆び方が印象的だったからだと思います。

おお、大井の新幹線基地の鉄錆の色ですねえ。内陸部の車両区の鉄錆はもっと黒っぽい色になります。潮錆色と雨水錆色の違いというか。(2万5千ボルトの交流磁界による電蝕錆も重なる。)サイパンとかハワイで走ってるボロトラックの錆も潮錆色だけど、これは純粋な塩水錆かな。
スポークが失せてしまってるところが、ものすさまじき。中のチェインはどうなってるんでしょうねえ。
匂いはやっぱり鉄錆の匂いなんでしょうか。

Cakeaterさん、こんばんは。
海の錆色は全部このパターンです。
チェーンが錆びると、まず棒のように硬くなって曲がらなくなり、
さらに進行すると、薄い衣で揚げた天ぷらのように膨らんできます。
この自転車の中でもそうなっているでしょう。
食べられませんが(笑)

こんばんは
この写真見て、、、
あ~~持ち主は、うまく避難できたのかな、、、って
まず、そう思ってしまいました。
あれから、2年半、、、
ちょっと、時間の感覚、、、が鈍くなってきた自分がいます。
地震があると
大震災は、ついこないだって気もするのですが
しばらく、地震がないと
なんだか
随分、前のことのような気もして、、、(汗)

亀三郎さん、\(^▽^)/!
ご質問の件については答えは明解です。
私の町だけは唯一、人的被害はありませんでした。
全員速やかに避難したのでした。
これは物的被害の一部分です。
災害の記憶は意識して風化させないようにしないと、
忘れた頃に突然やってくるかもしれませんよ。

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