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2013年10月

蒲(ガマ)

 
 

ソーセージかフランクフルトのような形のガマの花穂が池に並んでいた。
早いものはそろそろ熟して綿毛が出ている頃である。
何段階かの成長の個体差が観察できた。
 
 

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綿毛が出る一歩手前の成熟した花穂。
 

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穂に亀裂が入って綿毛が飛び出し始めているものもあった。
 

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これから本格的に出始めるところ。
1本の花穂から出る綿毛には約10万個のタネがあるらしい。  

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すっかり出てしまった様子。
タンポポの綿毛によく似た種がびっしり集まったような感じがする。
量は大きめのワタアメ2つ分はあるような気がした。
 

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毛皮を剥がれた因幡の白兎が、大国主命の指示でこの蒲の穂に包まり、
花粉で止血して傷を治したというが、花粉は穂黄(ホオウ)という生薬で、
実際に血管収縮作用による止血効果がある。
 

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蒲団(ふとん)の「蒲」の字は、昔、蒲の綿毛を寝具に入れたことが由来になっている 手に持った感触は、まさに布団の綿そのものである。
 
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ガマには、蒲、小蒲、姫蒲の3種類があるが、これらは蒲だった。
 

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アカトンボ

 

寒くならないうちにトンボを見に行った。
トンボ科アカネ属のトンボ、いわゆるアカトンボは、アキアカネだけを指す場合と、
アカネ属全体の総称として呼ぶことがあるという。
確かに観察してみると、アキアカネの個体数が圧倒的に多かった。
2番目がナツアカネだった。場所にもよると思われるが、
他の種類は、一度は見つかるけど2度目はいないといえるほど少なく感じられた。
 
 
アキアカネ♂。尾は赤いが胸や顔はあまり赤くならない。
胸の模様の微妙な違いでナツアカネと区別できる。
 
A_r
 
 
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ナツアカネ♂。全身が赤くなり、翅の先の模様は同じだが少し濃い。
  

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ミヤマアカネ♂。全身が鮮やかな赤なのはナツアカネと同じだが、翅の模様の違いで判る。
 
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コノシメトンボ♂。翅の模様が同じノシメトンボはよく似ているが、
赤褐色で色がもっと薄いことでも見分けられる。
 

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中世の水田跡

地元の新聞のWEBニュースで、中世時代の水田の跡が発見されたとあった。(以下引用)
 
青森県八戸市南郷区島守の「沢代」と「巻」の2カ所に、日本で農村が形成された鎌倉時代後期のものとみられる水田跡が残っていることが3日までに、東北芸術工科大(山形県)の研究グループの調査で分かった。全国で中世の水田跡が確認されているのは、共に文化庁の重要文化的景観に指定されている岩手県一関市本寺地区(旧骨寺(ほねでら)村)と、大分県豊後高田市の田染荘小崎(たしぶのしょうおさき)地区だけ。学術的に裏付けられれば、南郷区島守が3例目となる可能性が高く、専門家は「日本の農村の成り立ちを知る上で、歴史的にも非常に貴重だ」としている。(引用終わり)
 
鎌倉時代後期というと1300年頃で、今から700年前になる。
当時の領主が書いた古記録の記述から判明したという。
ではなぜ今まで判らなかったのかというと、記録には地名が「すまもり」と平仮で書かれていて、それが何処を指すのか不明だったとのこと。
この集落は「しまもり(島守)」なので、一致しないと考えられていたようだ。
ところが、研究者が地元の人の話を聞くと、「しまもり」が訛って「すまもり」と呼ばれていて、当時は発声のまま記述されていたことになり、一気に解明が進み謎が解けたというわけである。
 
「沢代」地区の水田。今は普通の田んぼと変わらない。
川のほとりだが、昔は川からではなく湧水を引いて利用していたようだ。
 
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「巻」地区。こちらは田んぼはなく、畑や牧草地になっていた。
  
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高台から俯瞰した様子。
左端が沢代で、右下が巻になる。
  
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金剋木

 

木と鉄では、木が柔らかく鉄が硬いので、木は削られてしまう。
中国の五行思想という道教系の哲学ではそう定義している。
干支や還暦という概念も五行思想がルーツである。
 
もし、金網がある場所の真下に木が生えて、縄張り争いというか、同じ空間を占有しようとしたらどうなるのだろうか?
フェンスは無生物だから動くことはできない。
そして木が遠慮して横に伸びるとか、迂回して成長しようとする知恵を持たなかったとしたら…。
こういう実例に2つ遭遇してしまった。
 
 
この電線まで枝や葉が届いている木の根元近くを見ると、ネットフェンスと重なっているのが分かる。

 
F
 
 
 
ネット部分を見ると、下側で向こうからこちらにくぐり抜け、上側でもう一度向こうに移ってしまっている。
金網は完全に木の幹の中に入ってしまっているようだ。
まるでイリュージョンマジックである。
 
 
A
 
 
 
上の部分に近づいてみると、木がネットを通り抜けているのが確認できる。
 
 
B
 
 
 
反対側からも同じように見える。
 
 
C
 
 
 
下側では、網がめり込んだ痕跡が残っていた。
 
 
D
 
 
E
 
 
 
10メートルくらい離れた所にも同じようなパターンのコラボがあった。
離れていると何でもないように見える。
 
 
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近づくと、幹が網を食べているかのように見えてくる。
細いので膨らんだ跡が残るのか、元に戻るのかは分からない。
 
 
H
 
 
I
 
 
J
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

 
 
 

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