« 動物たちの雪の足跡 | トップページ | 東京展望Ⅱ »

東京展望Ⅰ

 
 

東京見物は1日だけの予定なので、テーマを「展望」にして、東京タワーとスカイツリーに登ることになった。
というわけで、朝はまず東京タワーに向かった。

  

1

 

大展望台へは、週末限定で外の階段でも登れると聞いていたが、
土曜日で祝日なのに閉鎖されていた。気温が低いせいか?
階段で150mなら登りがいがありそうだっただけに残念。

 

2

 

3

 

曇っていて、遠くの方は霞んでいた。
写真的にはフラットになってメリハリがなくなるが、
窓ガラスに太陽光が反射しにくいというメリットもあったと思う。

   

4

 
 

5

 
 

7

 
 

9

 
 

10

 
 

11

 

250mの展望台の窓枠についていた真鍮の蝶番。
当時はビスも真鍮製を使っていたようだ。

  

12

 

最近交換されたものはステンレス製に替わっていた。
もしこれが鉄製なら錆び付いて動かなくなるだろう。

 

13

 

窓枠は鉄製のサッシなので、東京湾に面した部分は潮風による塩害があるようだ。
どんなに丁寧に塗装しても鉄は錆びるのである。
  

14

 
 

15

 

ルックダウンウインドウから見た下の光景。
根元が狭くスリムに見えるのは、24mmの広角のせいである。
肉眼ではもっと末広がりになっている。

 

16

 

タワーの骨格を構成しているトラス部材は、ボルトではなく、直径2cm、長さ10cmのリベットで組み立てられている。
リベット接合といって、鋲を真っ赤に熱してカシメる接合方法のことである。
この窓から下に見える部分、つまり大展望台の下までが、現場での接合にもリベットを使っている。
熱した鋲を投げ上げて、それをキャッチして差し込むわけだ。
この危険なキャッチボールをこれ以上高い所でやると、
『もし、真っ赤な鋲が事故で東京の上空から落ちた場合は大変なことになる』ということになって、
東京都建築局からクレームが入ったという。

 

17
 
  
そこで、大展望台から上の組み立てには、当時出始めたばかりのハイテンションボルト(高張力ボルト)を使うことになった。
当時の建築物の高さ制限は、100尺(約31m)までになっていたので、高力ボルトの認可の対象にはならなかったが、建築物ではなく工作物(鋼構造物)ということで認可されたのである。
 

18

 
丸い頭は全てリベットだが、六角の頭とナットは高力ボルトである。
  

20

 
 
150m展望台の3階に降りると、建設当時の記録写真などが展示されていた。
昔はタワークレーンがないので、ジンポールを真ん中に据えて頭頂に滑車をつけて吊り上げていた。
鳶職人たちは命綱なしで作業し、足場も丸太を並べただけの簡素なものだったようだ。
今でも、再塗装のための足場材には木の丸太を使うという。
  

22

 
このコーナーには、映画「ALWAYS3丁目の夕日」で使用されたというジオラマも展示されていた。
 

23

 
 

24

 
東京は何度も来ているのに、東京タワーに登ったのは初めてだった。
このあと、スカイツリーへと向かう。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

« 動物たちの雪の足跡 | トップページ | 東京展望Ⅱ »

風景」カテゴリの記事

コメント

東京タワーですか。 まだ行ったことがありません(笑)
このインターナショナルオレンジ、写真で表現し難い色ですよね。
お天気で、ずいぶん違って見えるし、写ってしまう。

展望台の蝶番、新しいサスの方ですが、この締め付けは問題有りでしょう。
小社の規格では、全部やり直しですけど(笑)

次回は、スカイツリーですね。
やはり、登った高さの感覚は違いましたでしょうか。

Lucianさん、こんばんは。
東京タワー、階段を昇れなくて残念でしたね。
私は何故か何回も行ってるんですが、階段を昇ったのは、中学の修学旅行の時だけです。
否応なく、引率されるままに団体で階段を昇らされました。
今だったら、怖くて駄目かもしれません。

Lucianさんは仕事柄でしょうか、目の付け所が一般観光客と違いますね。
蝶番の写真などは、普通は初めてタワーに行った人は撮らないと思います。
どうしても興味の対象が、仕事関連のものに向いてしまうんですね。
おかげで、何回行っても気がつかないような所を見せてもらうことができました。
面白いです。
で、業界の旅行かなんかで行った行かれたのですか?
家族旅行ですか?
あと、忘れていてすみません。
娘さんのご卒業とご就職、おめでとうございます。
やっと親の大役が終わってヤレヤレですよね。

iwamotoさん、こんばんは。
天気は曇りでしたが、降らないだけもラッキーでした。
色は時の運もあるので、こんなもんだろうと思いました。
SUSの蝶番はツッコミどころがあるのを選んで撮ってみました。
見習いのやっつけ仕事みたいで面白いと思ったのです。
一人前の職人なら絶対にしないことですが、昭和33年との対比で並べてみたのです。
展望については、スカイツリーとの単純な比較はできませんでした。
その理由は次回に明らかになります。

esikoさん、こんばんは。
一般の観光客モードのブログ記事なら、同じようなのがいくらでもあるわけです。
誰も注目しない部分をピックアップしないと存在理由がなくなってしまうのです。
階段は次の機会の楽しみにとっておこうと思います。
 
実は、大阪で娘の卒業式があって、その後の流れで息子のいる東京に来たのです。
だから家族旅行みたいなものですね。
就職は、理工系が有利なのと対照的に、文系は苦戦を強いられているようで、
やっと決まったという感がありました。

こんばんは
あたしも何回か登ってるので
この風景わかりますよ
窓枠の蝶番は気がつきませんでした^^

こんにちは。
東京タワーに行かれたのですね。
そしてスカイツリーへ・・・
私、以前はとバス観光した時に東京タワーに行きました。
すごい人が多くて・・・夏休みだったから?かなぁ~

次に行かれる時は階段を昇れるといいですね。
私は、高所恐怖症なので絶対に無理・・・かな!!

楽しい家族旅行になられましたね!

yutaさん、こんばんは。
風景の高層ビル群の名前はさっぱり分かりませんでした。
六本木ヒルズだけは知っていました。
蝶番は真鍮製が懐かしく感じられたので注目してしまいました。
ステンレス製だけなら気づかなかったと思います。

いちごさん、こんばんは。
そんなに混んでいませんでした。
春分の日で土曜日なのにです。
だからスカイツリーもこんなもんだろうと思い込んでいったら驚くことになりました。
階段については、今調べてみたら、オープン時間のちょっと前だったので閉まっていたのでした。
タワーの営業時間と階段のオープン時間は同じではなかったようです。
これも運ですね(笑)


息子さんの所に行かれましたか。
「良い事しちゃったんじゃねぇ」
たまにはこんな楽しい事もないといけませんでしょう。

二枚目のタワーの写真。
こんなアングルのタワーの写真を見た事がなかったので、見るなり
「イヤーん、恥ずかしい!」
大股広げたのを下から見ているようで、相手は人じゃないのに恥ずかしかったです。

恥ずかしいと言いながら、何故か下からのぞき込んでしまいました。
写真なのに下から覗きたくなるのは一体どういう心理なのでしょうか(笑)

paoままさん、こんばんは。
息子の住んでいる所へは遠くていかなかったので、呼び出して会いました。
東京タワーはとんがっているので男性かと思っていましたが、女性でしたか。
ドイツ語では男性名詞ですが、スペイン語、ロシア語やフランス語などでは女性名詞になっていますね。
多数決で女性ということにしておきましょうか。
それなら下から覗かれるのは恥ずかしいかも。
でもパンツを履かせても風で飛ばされるので、スケルトンのままでいてもらうしかないですね。

そうか、まだ古い蝶番が残ってるんですねえ。うん、登ってみようかな。
それと、東京都建築局ってのはなくて、建設局です。神奈川県は確か建築局だったな。
それにしても一日で二つ登っちゃうなんてね。恐れ入りました。lol

Cakeaterさん、こんばんは2
1950年代までは建築局だったようです。いつから建設局に変わったのかはわかりませんが。
東京タワーのいいところは、混まないことです。
整理券もないし、並ばなくても済みます(笑)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1208860/59464883

この記事へのトラックバック一覧です: 東京展望Ⅰ:

« 動物たちの雪の足跡 | トップページ | 東京展望Ⅱ »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ