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石割り松


 

三陸復興国立公園は、青森県南部から宮城県牡鹿半島までの三陸海岸のことである。
その最北端の海水浴場の外れの砂浜に、岩の割れ目から生えている松の木が複数ある。
  

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特に注目されるわけでもないので、ほとんど知られていないのだが、よく見ると不思議な形態になっている。
  

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まず、どうやって芽を出したのか、根はどこに伸ばしているのかなど、分かりそうでよくわからないのである。

  

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近くの松林から種が飛んできて、岩の割れ目に入って芽を出したのだろう、というところまでは理解できる。

  

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しかし、そこから先の成長のプロセスはミステリーとしか言えない。
生命力の神秘と力強さを感じたのだった。

  

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驚異的なのはこれだけではなかった。
周辺の松林は、3.11の津波で大きなダメージを受けた。
とりわけ砂地にあった松は大部分が流されたり、枯れてしまって、ほぼ壊滅状態だったのである。
これらの「石割り松」たちは、波打ち際から20メートル足らずの位置にあるために、直撃を受けたのだった。
それでも生き残っていることに、2重の奇跡を感じざるを得ないのである。
  

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自然」カテゴリの記事

コメント

砂地の松は大きな被害を受けた。
それを基準点として考えると、この位置で生き残っていることは脅威ですね。
この対比はアンカリング効果と言えます。

この松が望んだというのでもないでしょうが、岩と生きる道を進んでいる。
文字通り、これらの岩が、押し寄せる波に対してアンカーとなってくれたのですね。
実に不思議な出来事。 これからも観察が大事ですね。

こんばんは
石の隙間に土があったとしても 少ないでしょうから
松が大きく育つのは 難しいですよね
ということは、、、石の下の土の部分まで
根を伸ばしてる可能性が高い??
いずれにしても
津波を乗り越えての 松の成長
これから楽しみにしたいです^^v

PS キンミズヒキ 左サイドバーに登録しました
   情報ありがとうございました。(ペコリ)

iwamotoさん、こんばんは。
アンカリング効果は納得できます。
海水に浸かったのも1日だけだったので枯れなくて済んだのかもしれません。
根っこの部分はどうしても岩の下の砂まで伸ばさないと成長できないと思います。
ということは、松は岩をパンツのように履いているということですね。
岩の中では、幹が隙間の形に合わせて薄く変形しているのを想像しています。

亀三郎さん、こんばんは。
岩の下まで根を伸ばしているのは間違いないと思います。
クサビのように少しずつ隙間を押し広げたのか、
隙間の大きさに合わせて幹の形を変化させたのか、
かなり興味深いところです。
その困難と比べれば、一時的な津波くらいは何ともなかったのかもしれませんね。

こんにちは
頑丈な岩のお陰で津波の時も無事だったのでしょうね
しかし生命力の強さには驚きますね^^

yutaさん、こんにちは。
生命力は個体の中に孤立してあるのではなく、
空気のようにどこにでも普遍的に存在していて、
生きようとする組織の中に入り込んでそれに合わせた形で姿を現す…。
そんな印象を強く持ちました。

改めて植物って強いなー、と思いました。
松葉一本一本がツヤツヤしていますね。
あの津波にも流されず頑張ったのですか、
「強いな~」
厳しい環境にいたものが生き残る、まさにpao一家の標語
「辛抱する木に花が咲く」
です。

あれ?・・・いまキーボードを「しんぼうするきに・・・」と打ったら
予測変換で「辛抱する木に金が生る」と出たのですが、
「辛抱する木に金が生る」が正しい言い回しなのでしょうか?

金が生るより花が咲くの方がすがしくて良い気がするのですが・・・
Lさんおせーてちょ!

paoままさん、こんばんは。
発見したのが最近なので、津波の後の経過はよくわかりません。
ひょっとすると、枯れかけて復活したとかのドラマがあったのかもしれません。
 
諺としては「辛抱する木に金が生る」が正しいです。
でも日本人の国民性として、お金や財産をだけを目当てにしているような言い回しは
好まれない側面もあるわけです。
似たようなことわざに、「老木に花が咲く」とか、「埋木に花が咲く」があります。
誰かがそれらと合成してアレンジしたのが、ネットで拡散されてしまったようです。

こんにちは。
生命力ってホントすごいなって思いますね。
こんな隙間から力強く育って、こんなに立派に大きくなって・・・
何だか嬉しくなっちゃいますね(*^_^*)
よく、アスファルトから芽が出てスイカが成ったり花が咲いたり・・・
ど根性○○とか言うのですよね。
何だか元気がもらえますね!

こんばんは。
自然の神秘を感じます。
私の頭はおよそ科学の反対側にいますので、
こういう松に気がつかないだろうし、教えてもらっても口をあんぐりして見上げるだけでしょう。
Lucianさんの観察力にはいつも驚かされます。
地元でもあまり気がついかれていないのでしょうか。
近所の庭で、雑草がコンクリートのタタキをひび割れさせて伸びていました。
植物の生命力は凄いですね。

いちごさん、こんばんは。
このど根性松は、岩の中の狭い隙間では、
一反木綿のように平面になっているかもしれませんね。
外に出ている部分だけ普通になっているような気もします。
松の生命力と同じものが我々の中にも宿っています。
あの力強さは我々も潜在的に持っているのです。
それを教えてもらったわけですね。

esikoさん、こんばんは。
観察力の源はブログのネタ探しなので、その気になれば誰でも注意深くなります。
見ている人はそれなりにいるのでしょうが、マスコミが注目しないので知らない人のほうが多いようです。
この松を見ると雑草の強さを思い出しますね。
植物の力強さの源泉は、やはり太陽です。
太陽から放射されて空気の中に充満しているエネルギーが、
生命力として吸収されているかのようです。
もちろん、我々人間も同じ生命力を授かっているのです。

ご機嫌伺い
レンズ タムロン VS SIGMA
どちらかに決まりましたか?
ところで
Lucianさんは ボディはどちらでしたっけ?

PS 明日は 関東 28度 南風で
   湿度が高くなるようです、、、、
   また じっとり 汗をかきそう、、、

亀三郎さん、こんばんは。
SIGMAにほぼ傾いていますが、
昔、フィルム時代のSIGMAレンズをEOS Kissに引き継ごうとしたら、
絞り羽根がまったく動作しない不具合が発生したことがあります。
結局、その望遠ズームと超広角ズームの2本を処分してしまいました。
その時、タムロンは大丈夫だったのです。
デジタル時代の今はそういうことはないと思いますが、一抹の不安はあります。
 
明日はこちらも蒸し暑くなりそうです。

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