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夏の夜の夢 

 
 

よく晴れた夏の夜に、北斗七星を撮ってみた。
右側の北極星を中心に反時計回りに回転しているので、
ひしゃくの部分が水平線に沈んで、水を汲んでいるように見える時があるという。
ただし、北緯33度から34度くらいの場所で海があるところに限られるので、
九州北部の海岸だけになってしまうようだ。
 

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そこで代わりに想像で「天の川」の水をくんでみた。
動画でご覧頂きたい。

また、ロシアの作家・トルストイの童話に、大熊星の話というのがある。
意外に知られていないかもしれないので紹介しよう。  



 
 

 むかしむかしこの地上に、大変なかんばつがありました 川、小川、井戸、それらみんな干上がってしまい、樹木も、やぶも、草も枯れてしまい、人や動物も渇きのためにバタバタと死んでいったのです。

 ある夜、女の子がひとりひしゃくを持って家を出ました。病気のお母さんのために水を探しに行ったのです。しかしどこにも水が見つからなかったので、女の子は疲れて野原の草の上に横になり、眠ってしまいました。やがて目をさました女の子は、澄んだ水がひしゃくの中にあるのを見て、びっくりしました。

 女の子は喜んでひしゃくの水を飲もうとしました。でも、お母さんの分がたりなくなることを思い、家のほうへ駆けだしました。

 女の子はあまりに急いだので、足もとに小犬がいるのに気がつかず、犬にぶつかってひしゃくを落としてしまいました。でも、あわてて拾い上げたひしゃくには不思議なことに澄んだ水がそのまま残っていました。

 女の子が手のひらに水を少しあけると、小犬はそれをきれいに飲みほしました。その時ひしゃくは木のひしゃくから銀のひしゃくに変わりました。

 家にたどり着いた女の子はお母さんにひしゃくの水をあげようとします。けれどもお母さんは言いました。「-わたしはどうせ死ぬ身です、あなたが自分で飲んだほうがいいわ」。お母さんがそういってひしゃくを女の子に返したとき、ひしゃくは銀から黄金に変わりました。

 女の子はもうのどがからからだったので、ひしゃくの水を自分で飲もうとしました。けれど、そのときとつぜん戸口からひとりの巡礼がはいって来て、水を飲ませてくれと頼みました。娘は唾をのみこんで、ひしゃくを巡礼にさしだしました。その時、とつぜんひしゃくの中から、大きなダイヤモンドが七つもとびだして、そこからきれいな澄んだ水の大きな流れがほとばしり出てきたのです。

 七つのダイヤモンドは、しだいに高く高くのぼりはじめて、ついに大空へ舞いあがり、そのまま大熊星になってしまったのでした。
 
 
 

 
 
 

 
 
 
 
       

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自然」カテゴリの記事

コメント

ダイヤが飛び出したのですか。 視覚的に良いですね。 映像的というか。
わたしが知っているものでは、金に変わった柄杓に、宝石が鏤められて、それが中に浮かぶというものです。
トルストイでしたか。

最初の「水を救うビッグディッパー」、これも絵的に凄いです。
要するに、α星とβ星(で、合ってますよね)が水平線の下にある。 最高ですね。

こんにちは。
プラネタリウムの中にいるみたい!!
綺麗な星空ですね~
夜中に歩いて帰る時、空を見上げると満天の星空の時があります!
そんな時は、ついつい時間を忘れて見てしまいます。

物語・・・金の斧みたいですね。
こういう物語を知ってから星を見ると、一段と素敵な星空になりますね。

iwamotoさん、こんばんは。
ここの緯度だと、柄の先が水平線に触れるかふれないかの高さでした。
九州に行ってみたいものです。
星の輝きを表現するならやはりダイヤですね。
 
実は、環境省が呼びかける「全国星空継続観察」の結果で、
星空の見やすい場所ランキングにおいて、
平成19年夏季にはお姉さんの所が、
そして冬季にはここが日本一になったことがあります。

いちごさん、こんばんは。
北の空は星の数がやや少なめに感じます。
南寄りの天の川がある辺りはまさに満天の星ですね。
これは海で撮りましたが、山に行っても街灯や民家の明かりがなくなって星がきれいに見えます。
 
星は願いを伝えるものですから、美しい物語になぞらえて見たほうが幸せになります。

環境省の全国星空継続観察、冬には何度か参加しました。
双眼鏡での「すばる」の観察です。 児童館で、子供たちと一緒に。

↑やっぱり、アイソーポスの「金の斧」が連想されるのですね。
こちらは紀元前に書かれたお話、それも凄い。

iwamotoさん、こんばんは。
星空環境に恵まれているようなので、星景写真にもトライしてみたいです。
赤道儀が欲しくなったら、まず自作してみるつもりです。
 
寓話に含まれる教訓は共通なので自然に連想されるのでしょう。

おはようございます
きれいですね
ダイアモンドのようにきらきら輝いています^^

yutaさん、こんばんは。
やはり星の輝きはダイヤモンドのイメージですね。
満天の星を見るとリッチな気分になります。

子どもの頃は星の話しが大好きだったのに、目が悪くなってからはすっかり夜空を見上げる事も無くなってしまったワタシ。
北斗七星とか、ちゃんと空を見て識別出来るでしょうか(-_-;)

星座には色々な話がありますが、この話しは初めて聞きました。
自己犠牲は何よりも尊い。
そんなお話しでしょうかニャ。

柄杓から飛び出したダイヤモンドが大熊座?
柄杓から熊?
あはは、昔の人の想像力の豊かさには脱帽ですな。

猫座ってないんかしら?

paoままさん、こんばんは。
星座は街中の灯りの中では見えないかもしれないですね。
自己犠牲というより、「情けは人のためならず」という教訓というか法則を象徴しているのです。
人のためになることは巡りめぐって自分に確実に還ってきますからね。
ねこ座は昔あっても今は使われていないそうです。
こいぬ座やおおいぬ座はあるので、猫はマイナーみたいです。

こんな風になりました。
http://familiarsight.cocolog-nifty.com/blog/akamimipao.html


赤耳のパオちゃん拝見致しましたっ!
Lさん有難うございまーーす!

あははははは~!ほんまじゃー!メイド喫茶のウェイトレスさんみたいです。
それもなんかイマイチご機嫌の悪いメイドさんだわ。
ムスッとしたメイドっぷり。

かなり気に入りました。
保存保存~(ゴソゴソ)

Luciaanさん、こんばんは。
ブログへの向き合い方を、このたびは特に反省させられました。
こちらは、写真も記事の内容も、丁寧に心をこめて作られていますよね。
今回のキラキラ動画といい、北斗七星の写真といい、丁寧に撮られたものは
見る人の心に訴えるものがあります。
普段の自分の雑な行状を反省させられる思いがします。

童話もいいですね。
子供たちが大きくなってからは童話にご無沙汰でしたが、大人が読んでもいいものなのですね。
こういうものにもちゃんと目が届くLucianさんのフィールドの広さに驚いています。

paoままさん、こんばんは。
パオちゃんは変装が得意ですね。
何にでもなりきってしまう懐の深さがあるようです。
冬には、赤鼻のトナカイじゃなくて、サンタクロースになってもらいましょう。

esikoさん、こんばんは。
ありがとうございます。
星空の写真は意外に撮るチャンスが少ないことを実感しました。
晴れていて雲と月がない夜は、実際には思ったより少ないような気がします。
それを待ち続けて狙って外出するとなると、さらに難しくなります。
そういう意味では、丁寧に撮らないと次にいつ撮れるか分からない緊張感がありました。
それをご理解いただけたものと理解しています。

こんにちは
北斗七星 こうゆうアングルで見たことがないような??
あったとしても 覚えてない私ですが (^_^;)
しかし キレイに撮れてますよね~~
どうやって撮ったんですか
3脚立てて バルブで長秒??
最近
夜空すら見上げることのない私ですが、、、
星空撮影
挑戦してみたいって気分になりました ドテッ

亀三郎さん、こんばんは。
三脚に固定して30秒です。
(換算)28ミリの広角だと星が流れないで点になって写ります。
これが一番簡単な方法なのでお試し下さい。
シグマの17~50ミリF2.8レンズは明るいのでお薦めです。
ちなみにこれはコンデジですが(笑)

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