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水平線上のマジック (追記あり)

 
 

水平線の向こう側に、蜃気楼として現れた船舶。
ブリッジの白い色以外はほとんど見えない。
この船は右方向に向かって進んでいる。
航路の陸地との距離はほぼ一定になっているはずなので、
こちらに向かって来ることはありえない。

時系列で並べてみた。23分後には水平線の向こうから手前側に移動している。
そして蜃気楼がなくなって完全にリアルな船体になった。
 
これは簡単なマジックであり、もちろんトリックがある。
答えは後で追記する予定なので、当ててみて下さい。

9:43 
1

9:47 
2

10:01 
3

10:06 
4

追記: 9/18

蜃気楼として見える船体は、水平線の向こう側にあって、光が屈折していないと本来は隠れて見えない位置にある。
そしてリアルに見える船は、水平線の手前側にあるので、蜃気楼は発生していない。
これらの一連の写真は、「水平線の位置」がだんだん遠くへ移っていったことを示している。
 
船が近づいてくる以外に物理的に可能な方法は、二つしかない。
一つは、ボートなどで沖に出る方法。これで走った分だけ水平線の位置が沖に移る。
もうひとつは、撮影者が海面から高い所へ動くこと。これでも水平線の位置が遠くなる。
今回は、ボートは用意せずに道路を移動した。
つまり、急な坂道の下で撮影を始めて、登りながら写して行ったのである。
 
船までの距離を試算してみよう。
スタート地点を海抜3mと仮定すると、水平線までの距離は約6kmになる。
坂道の高い地点をプラス20mとすると標高は約23mとなって、水平線は16km先まで遠のく。
写真の1枚目と最後では、撮影者から船までの距離はそれほど変わらないままで、10km引き寄せたのと同じ効果が得られたことになる。
 
 
 
 
 
 
 

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風景」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
面白い現象ですね~!

写真を見比べていて思ったのが、
目の高さが違うのではないかな、だけでした!
1枚目 9:43の写真が一番低くて、最後の10:06が一番高い。
あはは、そんなことしか思い浮かばないです!(笑)

ペンタスキーさん、こんばんは。
鋭い観点ですね。答えはまだ保留しておきましょう。
向こう側にいて蜃気楼状態になっている船は、イメージ的には幽霊船です。
この世のものとは思えないような希薄な印象でした。

こんにちは。
見た瞬間、幽霊船に見えました!
何だか不思議な現象が起きている^_^;
こちらに向かっている訳ではないのに、近づいているように見えますね!

こうゆうのは さっぱり、、、
基本が文系の頭で
吟遊詩人??なわたしには、、、、
って、、、、
文系も たいした文系じゃないのが
悲しいですが(;´・ω・)(;´・ω・)


潮位の関係 時間が経過してるので 太陽光の角度の影響
そう!
すべて太陽のせい、、、
なんて、、、
カミュの異邦人的??

いちごさん、こんばんは。
幽霊船なら消えたり現れたりするかもしれないですが、
ずっと見えたままでした。
船上には工場のようなプラント設備が見えますね。
ワープするための装置だったりして(笑)

亀三郎さん、こんばんは。
文系なら、分析哲学や記号論理学で対処できますね。
結論からいうと、10kmほど船を引き寄せました。
道具はロープか念力か、それとも別の何か、でしょうか。

こんばんは。
勿論、私は最初から考えることを放棄しております。
何も考えられませんので。
蜃気楼と聞いただけで幽霊を思い出します。
海だから巨大な海坊主・・・・。
怖いです。

esikoさん、こんばんは。
身近な蜃気楼には、夏の道路の「逃げ水」がありますね。
あれは熱い路面で光が上に屈折して見えるものですが、
海では逆に冷やされて下に曲がります。
それで水平線に隠れて見えないはずのものがチラリと見えるわけです。
 
海坊主にドンピシャの男といえば、アーミテージ元国務副長官ですね。
出てきたらあの頭でスイカ割りをやってみたいです。

ミラージュからリアルまでの間に、船が方向を変えて近づいてきてるのと、ズーミングかなあ。P900で覗いていて、最後の一つ手前と最後のみたいに遠くの車が見えたようなことがありました。Lucian さんは600を持ってるんですよね。
このところの雨続きでP900は部屋の机の上で留守番ばっかり。haha

Cakeaterさん、こんばんは。
船は進路を変えていないので、距離は遠くなることはあっても近づくことはないです。
そうすると撮影者側が動かないと変化はないことになります。
 
P600じゃなくてP610です。望遠端の画質はP900と比べて歴然とした差があることが分かりました。
優れているのは、最短距離で昆虫などを撮る時に有利なことです。
どちらかというとこちらを狙ったので、選択としては良かったと思っています。

近づいているようには見えないのですが。
でも船の角度は変わってきていますよね。 撮影者との位置関係が変わってきている。
北へ向ってクルマを走らせている?

iwamotoさん、こんばんは。
船の角度や長さは変わっていますが、蜃気楼とリアルでは同じ尺度で比べることはできないかもしれません。
北へ向ってクルマを走らせているのは正解ですが、それだと航路と平行なので距離に変化はあまりないです。
船との距離をこれだけ縮めるには、モーターボートで沖へでなければなりません。
陸の上でできることは残り一つだけになります。

おはようございます
高いところに移動して撮ったのでしょか?

yutaさん、こんばんは。
そうですね、モーターボートで沖にでるよりも、坂道を登った方が簡単で早かったです。
標高に比例して水平線は遠くへ移動します。

何かの設備を載せている船なのですが、こうして見ると骨みたい。
骸骨船って感じです。 それが趣を深くしていると思います。

iwamotoさん、おはようございます。
船名まで判明しました。なんと電気推進船でした。
太平洋セメントのセメント運搬船・鶴洋丸です。
http://naikou00.blog70.fc2.com/blog-category-59.html#a1938
エンジンで発電機を回してモーターを駆動するのは潜水艦だけかと思っていました。

こんにちは。
とっても詳しく書いて説明してくださっているのに・・・
私、本当にこういうことに疎いんだなって改めて反省!!
でも、不思議な現象が起きるんだなって感動しています。
海の近くに住んでいないので見る事はないかもしれないですけど
いつか実際に見てみたいです!

こんにちは。
んん~、解説を読んで、
分かったような分からないような ・・・ (笑)
高さがたった20m変わるだけで、
水平では10kmも変わるんですね?
見る高さの違いで変わるもんですね。
難しいけど面白いです!!

いちごさん、こんばんは。
太陽の熱で暖められた空気が海水で冷やされるので、
光が下に向かって屈折します。
それで向こう側が見えるんですね。
反対に、道路が熱くなるとそれより低い温度の空気の方へ光が曲がるので、
路面に空が反射して見えるのが「逃げ水」です。
これは夏によく見かけますね。内陸でも観察できます。


ペンタスキーさん、こんばんは。
スカイツリーの展望台に行くと、下にいるよりも水平線も地平線もずっと遠くに見えますね。
旅客機ならもっと遠くが見えそうな気がしませんか?
そして宇宙ステーションならさらに遠くが…。
この原理です。図解で説明すると一目瞭然なのですが、
webで図を描く方法が分からないので言葉だけですみません。

ttp://keisan.casio.jp/exec/system/1179464017
に目の高さからどのくらい見えるかの計算が載ってます。
(http://)としてくれれば、keisan というサイトに飛びます。
スカイツリーの450mから、どこまで見えるかとか、けっこう楽しめますね。

で、このミラージュ問題・・・・・ええ、恐れ入りやの鬼子母神。

Cakeaterさん、こんばんは。
サイトの紹介ありがとうございます。
自分で計算式を導き出して計算していましたが、
地球の半径を四捨五入してアバウトにしてしまったのと、
大気の屈折を考慮していない分だけ誤差がでましたが、まあ、いいでしょう。
海のミラージュはこれだけではなく、もっとサプライズな光景もあるのですが、
そういう時に限って望遠がない広角だけのカメラだったりするんですね。
水平線全体が、炎のように踊っているように見えたことがありました。

このサイト、P900でスカイツリーを撮ってまわって、場所でスカイツリーまでの距離を教えてくれるサイトを探してて偶然見つけたもんです。
けっこう便利です。
これにないときは、自分で考えるしかない・・・・
raspberryPi2Bを買ったときMathematica のフリーバージョンがついてきたんで、けっこう計算遊びができるようになりましたが、この半年くらいは全然つかってなかったりして。haha

Cakeaterさん、こんばんは。
この類のサイトは、20世紀の終わり頃にちょっと作ってみたことがあるような気がします。
今では必要に迫られないととてもできないですね。
年を取るというのはそういうことかもしれませんが(笑)
でもネット検索歴は20年のキャリアがあるので、これは年の功ですね。

今までで一番遠くを走ってる列車の接近確認距離は4キロ強です。真夏のお盆休みにほとんど拉致同然に真鶴駅に列車見張りに行って、隣駅の湯河原駅に接近しつつある電車を見つけたのが一番長い距離です。
車で送ってもらって、熱中症気味で三日ほど寝込みましたが、その時夢うつつに見た同じ光景を勘定にいれると、100キロ先ってなります。ほとんど、オカルティックですねえ。haha

Cakeaterさん
4キロ強というと、海岸の波打ち際で椅子に座った状態での水平線の位置に匹敵します。
船がかろうじて見えるくらいだから、電車も見えますね。
五感を研ぎ澄ませていると、千里眼も開発されてくるんでしょうか。

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