自然災害

野外オブジェ #5

 
このシリーズはこれで最後になります。
建物や船舶の津波被災は多く見てきましたが、個人的に最も衝撃的だったのが線路の変形でした。
先ずこちらはJR八戸線。踏切から右側までは正常ですが、左から先がブラックホールに呑み込まれたかのように捻じ曲げられ、すぼめられていました。

 

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その先は数十メートル先に、模型電車のパーツのように置かれていました。

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そしてこちらが三陸鉄道・北リアス線です。
土手から引きずり下ろされて砂に埋まっているだけならそれほど驚きません。

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それが段々起き上がってきて、 メビウスの輪のように捻れ始めます。
反対側から見ると枕木の裏側が見え、ついに裏返しになってしまいました。

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末端になると、やはりドッキングです。

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線路を守るように植えられていた防潮林は、殆どがなぎ倒されています。
防潮堤は決壊し、消波ブロックが積み木のように散らばっていました。
津波に対して、これらはある程度のクッション効果はあったと考えられますが、想定外の大きさだったために機能を果たせなかったのでした。

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野外オブジェ ♯1

 
津波で打ち上げられた中型イカ釣り漁船を最初に見た時は大きな衝撃を受けました。
震源地から最も遠い青森県の被災地でさえ、これだけの津波の破壊力です。
でも仕事で毎日のようにここを通るようになって眺めていると、持ち主の方には申し訳ないのですが、津波被害という社会的現実としての印象が薄れてきて、野外美術館のシュールなオブジェにさえ見えてくるような気がしてきました。
最近は家族でやってきて記念写真を撮る人たちまで現れました。

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300トンを超えるこの船体は、クレーンによる移動は地面のコンクリートを破壊しかねないので出来ないとのことでした。
まだあと15年は使えるそうですが、やむを得ずこの場で解体することになり準備が始まっています。
この船は岸壁近くの公道の中央近くにまで流されていました。
近くには他に3隻の僚船が打ち上げられています。

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大津波

 
これは岩手・洋野町の海岸で、地震発生時刻の14:46から92分後の16:18に到着した、津波の第3波の映像です。
高さ5m程度の防潮堤を軽く乗り越えています。

 

大津波の爪痕

 
ここ洋野町は岩手県の最北端にある海沿いの町で、被災地の中で唯一、死者・行方不明者などの人的被害がなかった所です。
それにもかかわらず津波の被害は甚大で、漁業施設と鉄道は壊滅的な被害を受けました。
写真のセレクトは難しいのですが、とりあえずランダムに並べてみました。

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